新入職DH向け「口腔基礎セミナー」を開催しました!
2025年4月5日(土)、高輪会本部にて14名の新入職DHを対象に「口腔基礎セミナー」を開催しました。
本セミナーは、新しく高輪会に加わったDHの皆さんが高輪会グループのスタンダードな口腔ケア技術を確認・習得し、さらに当グループが注力する摂食嚥下についての知識や技術を深めることを目的として行われました。
当日のプログラムを簡単にご紹介します。
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1.口腔健康管理の意義と基礎ケア
まず初めに、本部DHより「口腔健康管理の重要性」や、基礎的なケアの手順・ポイントについてデモンストレーションを交えた講義を行いました。
★DHのお仕事は単に口腔内を綺麗にするだけでなく、口腔機能にもアプローチし全身の健康維持・QOL(生活の質)向上を目指しています!
2.相互実習
講義後は、参加者同士が2人1組となり相互に口腔ケアを実践。
これは特に好評で、
「改めて自分のケアのクセに気付き、見直すことができた」
「ケアを受ける立場(患者様)の気持ちや不快感を知ることができてよかった」
といった声が多く寄せられました。
3.口腔アセスメントの重要性
続いて、お口の中の状態を観察・評価する「アセスメント」の重要性について説明しました。
安全・効果的・快適な口腔管理を提供するために、なぜその状態にあるのかを見極め、原因に応じたケアを行うことが大切です。
4.摂食嚥下・リハビリの基礎
後半は、嚥下のメカニズムをアニメーションで分かりやすく紹介。
嚥下リハビリや咀嚼訓練の実習も実施し、介護予防の観点からDHがリハビリを行う意義を学んでいただきました。
リハビリは単なる機能回復訓練ではなく、「その人が地域社会の中で自立した生活を送るための包括的支援」であると私たちは考えます。
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今回のセミナーは、新入職DHの皆さんが今後の業務に必要な技術や考え方を身につける、大変有意義な機会となりました。
参加者からも
「正しい知識を学べたので自信を持って臨床に活かしたいと思います」
「私たちが関わる仕事の意義・大切さを実感できました」
などのコメントをたくさんいただきました!
今後も高輪会グループでは、質の高いケアを提供するための研修や教育に力を入れてまいります。